統合失調症

僕たち心療内科、精神科医がもっとも注意を払う精神症状の病気です。
診断を受けるまで患者さんは他者に理解されない苦しみを体験して辛い思いをしているだろうと僕は思います。要素を感じる患者さんにはなるべく早く気づいてあげたい気持ちがある一方で統合失調と診断されたご本人や家族は病気と一生付き合わねばならない現実がありますのでより慎重に言葉や表情、行動の観察をしていきます。
このご病気は本人には全く責任はありません。発病率は0.82%で多くは10代から20代に発病します。引きこもりになりがちである一方、家出をすることもあり、リスクの高い環境にいる事もあります。
またご本人が自分の病気を受け入れていない事が多いですね。ご家族が心配されて来院しても服薬を嫌がるため改善しにくい、特に急性期に当院では入院を勧める事があります。
ただ長期的にみると三分の二くらいの患者さんは薬物療法を行いながら仕事を持ち生活しておられます。
この病気は早期発見と保護、理解される環境作り、途切れない薬物療法が大変重要になります。

どのような症状があるかリストを上げてみましょう。
患者さんご本人でなくとも近くいいる方がチェックされてもいいです。