
強迫性障害

強迫性障害
強迫性障害とは強い不安やこだわりによって日常に支障が出る病気です。その不安やこだわりを自分でもつまらない事だとわかっていてもその事が頭から離れません。意思に反して頭に浮かんだ事がどうしても払いのけられない状態を【強迫観念】といい、ある行為をしないではいられない事を【強迫行為】と言います。この状態が少なくとも2週間以上ほぼ毎日続きます。
例をあげると戸締りやガスの元栓の確認を何度も行う、手や身の回りの物にバイ菌が付いているのではないかと必要以上に洗う、誰かを車で轢いてしまったのではないかと不安になり何度も同じ道に戻る、などご自身でも過度で不合理で馬鹿げた行動だと思いながらも行わずにはいられない状態の事です。

- 何度も手を洗う。ずっと手を洗っている。
- 施錠、火の始末、ガスの元栓を何度も確認する
- 財布の中を何度も確認する
- 手順にこだわる
- 物を溜め込む、捨てられない
治療について
強迫性障害の治療には薬物療法と精神療法を行います。薬物療法ではセロトニンという神経伝達物質を神経と神経の間で増加させる働きのある薬を使います。このお薬は飲み始めてから効果を感じるまでに約2週間ほどかかりますので比較的短期で効果のあるその他の抗うつ薬や抗不安薬、抗精神薬などを一緒に使用する事もあります。
精神療法では「曝露反応妨害法」というものが代表的な治療法です。患者さんが強迫観念によりやらずにいられない行為を少しずつ我慢するという行動を繰り返しながらそれはやらなくても大丈夫だったという経験を重ねていきやがて強迫行為がなくなっていくという行動療法です。

よくあるご質問
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初診にかかるお時間初めて当クリニックにかかられる患者様は、問診などを含めて約1時間程度要します。 なるべくお時間の余裕のある時に予約される事をおすすめします。
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初診にかかる費用費用は3割負担の方で2~3千円、後期高齢医療制度の方で700〜1000円程度、自立支援制度を利用される方で700〜1000円程度が目安となります。また当クリニックは院外処方ですので別途お薬代がかかります。
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ご予約のキャンセルについて当科特有のご気分、ご体調の変化は充分理解しております。お電話にて連絡をいただけると大変助かります。
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ご予約のない患者様の受診について当クリニックでは予約優先の治療を行っていますが、曜日や時間帯などにより混み具合は様々です。まずはお電話をいただければと思います。できる限り対応したく存じますが、ご希望に添えない時はご了承ください。
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お車でお越しの患者様へ詳しくお電話にてご説明させていただきます。
お持ちいただくもの
初診の方
- 健康保険証 ※毎月初め、及び住所等の更新の場合も保険証をお持ちください。
- 高齢受給者証、その他医療証 ※お持ちの方のみ
- お薬手帳 ※お持ちの方のみ
- 現在使用しているお薬の名前
再診の方
- 診察券
- 保険証 ※月初めにご提示ください