診療案内

発達障害とは



発達障害には【自閉症スペクトラムASD】アスペルガー症候群を含むや【注意欠如多動性障害ADHD】などがあります。脳や神経系の先天的な要因によると考えられている障害ですが要因やメカニズムはまだはっきりと解明されていません。
【自閉症スペクトラム障害】は特定の事柄へのこだわりと対人コミュニケーションの障害が特徴です。自分の興味のある事、無い事がはっきりとしています。そのため他人とうまく関係が持てない、他人の気持ちがなかなか理解できない、人と感情を共有しにくい事があります。
また感覚的な刺激には過敏な反応を示したりします。(音や光)
生後1歳を過ぎた頃から症状が出始め言語や発達の遅れコミュニケーション障害、対人関係、社会性の障害、興味や活動の語りなどが見られます。
【注意欠陥多動性障害】は集中力の欠如、衝動性、多動性、多弁があるために他人からは落ち着きがない、空気を読まない人の様にとられることがあります。7歳までに症状が出るのが特徴でその年齢に見合わない行動が目立つ様になります。
「読む」「書く」「計算する」「話す」など特定の事柄のみに難しさを感じる事もあります。
成人のADHDの有病率は3.4%と報告されています。


症状


  • 自分のルールにこだわる
  • 不注意、忘れ物が多い
  • 時間、期限、約束を守れない
  • 興味、関心、活動がかたよる
  • 人の気持ちが理解しにくい

治療


早期に発見する事が重要です。生活環境をととのえていくことで本人が社会生活を送りやすい様にサポートが必要になります。完治させる事は難しいですが薬物療法では脳内ドーパミンやノルアドレナリンの伝達機能を強めるお薬が処方されます。
二次的な不安やうつ状態には抗不安薬や抗うつ薬を用います。


統合失調症とは



早期発見と早期治療が大切な疾患であり、また長期的な治療が必要です。
統合失調症は10代後半から20代にかけての比較的若い時期に発症する事が多いですが40代でも発症します。日本では0.7%の人が発症すると報告されています。約120人に一人ですですのでけして珍しい病気ではありません。主に幻覚(その場にいない人の声が聞こえるなど)妄想(監視されていると思う、盗聴されていると思う、電磁波の攻撃を受けていると思われる)によって発症する事が多く 遺伝的な要因とストレスなどの環境要因が発症に関係していると考えられています。


症状


陽性症状


  • 幻聴、被害妄想
  • 自分の考えが皆に伝わっていると感じる
  • 誰かに操られていると感じる
  • 身体に異常な感覚がある

陰性症状


  • 意欲減退、無関心
  • 喜怒哀楽の感情が減る
  • 身だしなみに無頓着になる
  • 家に引きこもる

治療


統合失調症は発症早期の治療が病気の予後を決める重要な事となります。また症状が良くなったからといって治療をやめてしまうと再発、再燃する事があるため長期の治療が必要となります。できるだけストレスの少ない環境で生活し 薬物療法と(抗精神病薬、睡眠薬、抗不安薬)、精神療法(患者さんの精神面をサポートする)で 社会に復帰するための作業療法や生活支援なども受けながら社会復帰へのリハビリテーションを行っていきます。


認知症とは



認知症とは65歳以上の方には6人に1人はみられるといわれています。
物忘れが徐々に目立ってくる際には、認知症の可能性があります。
認知症には嫉妬妄想や物盗られ妄想の目立つアルツハイマー型、小人など幻覚が見えると訴えたり身体の動かしにくさが目立つレビー小体型認知症、その他にも血管性認知症、前頭側頭型認知症など様々な種類が見られます。


症状


  • 昔のことは覚えているが、最近のことは忘れやすくなってしまう
  • ひとりで出かけた際に道に迷い自宅に帰れなくなってしまう
  • お金を盗まれたと家族を責める
  • 配偶者が浮気をしているのではないかと責める

治療


現時点での認知症の治療薬といわれるものは、基本的にアルツハイマー病に対するものとなります。
アルツハイマー病に対しては塩酸ドネペジルなど抗コリンエステラーゼ阻害薬が有効です。これらはあくまで対症療法となり、進行を緩やかにする手助けをします。
現状では認知症を根治できる薬物療法が存在せず、認知症への心理・社会的な治療アプローチを用いて認知症患者さんでも比較的保たれている長期記憶を生かしたり、一人ひとりの経験や思いを尊重することが必要となります。
またデイケアなどを用いて、日々の介護で心身ともに疲れきっている介護者の負担を減らす手助けをします。


躁うつ病とは



爽快でなんでも出来るような気持ちになる躁状態と気分の落ち込みが続くうつ状態を繰り返してしまう時は躁うつ病の可能性もあります。
うつ状態では死にたくなるなど、症状によって生命の危機をもたらす一方、躁状態では躁状態の程度によって、家庭や仕事に重大な支障をきたし、人生に大きな傷跡を残してしまいかねないその行動をとる方も見られます。結果によって社会的生命を脅かす、重大な疾患であると認識されています。


症状


  • 躁状態
  • 気分爽快、怒りやすくなる、なんでも出来るような気持ちになる、お金を必要以上に使う、何日も眠らなくてもよくなる、アイデアが次々と浮かぶ気がする
  • うつ状態
  • 気分が落ち込む、食欲がなくなる、眠れなくなる、疲れてしまう、この世から消えてなくなりたいと思う

治療


薬物療法、精神療法を行います。
薬物療法では気分安定薬という、薬を用います。最も基本的な薬はリチウムです。リチウムには、躁状態とうつ状態を改善する効果、躁状態・うつ状態を予防する効果、自殺を予防する効果があります。
リチウムは採血を、行いながら体の濃度が適切になるように調整をします。
また精神療法で病気の性質や薬の作用と副作用を理解し、再発のしるしは何なのかを自分自身で把握することをめざします。


うつ病とは



気分の落ち込み(抑うつ症状)、意欲の低下、興味.喜びの減退、食欲低下、不眠、集中力の低下、自分に価値がないように感じたりする病気です。
うつ病の発症には心理的なストレス、環境によるストレス、体質などが関与していると考えられています。
いったん改善したあとも再発も多く、予防が大切になります。


症状


  • 気分が落ち込む
  • 食欲がない、体重がへる
  • 眠れない
  • 以前は好きだったことが楽しめない
  • 物事を考えれない、集中できない
  • この世から消えてなくなりたいと思う

治療


まずはゆっくりストレスの原因となるものから離れ休養することが必要です。
他にも薬物療法や精神療法を行っていきます。
抗うつ薬は効果が現れるまでに少し時間がかかりますが、その間も抗不安薬や抗精神病薬を使いながら治療をします。また精神療法で柔軟な考え方や自分への肯定的な考えを行えるようにし、ストレス要因の中で適切な行動が出来るおてつだいをします。
治療期間は一般的に3ヵ月から6ヶ月かかると考えてください。
一般の抗うつ薬には習慣性はありません。また一生薬を飲み続ける必要もありません。治療がすすんでいけば症状が改善され徐々に薬が減り止められるようになるのが普通です。
しかし 症状が良くなったからと いきなり服薬を止めると反動で元に戻る事があるため 医師の管理のもと減薬を行っていきます。


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