診療案内

適応障害とは



適応障害とはある特定の出来事や生活の変化やストレスが原因となっておこります
その原因になるものは転居、就学、転職、転勤、結婚などや個人的な不幸(本人や家族の病気など)仕事上の問題、人間関係、経済的な問題などその人にとってとても辛く耐え難いもので
そのために精神的には憂鬱な気分になったり不安が強くなるなど神経が過敏になっている状態です。


症状


  • 気分の落ち込み
  • 不安や緊張が強くなる
  • 何故?どうして?自分がという 理不尽な思いに駆られる、それによる怒り
  • 苦悩

治療


ストレス因子が無ければこの状態は起こらなかったであろうと考えられるためまずはそのストレスとなっている要因を可能な限り取り除く環境調整が必要です。会社や学校が原因であれば診断書などを提出しまわりにも理解や協力を求めていきます。
しかしながら全く問題がゼロになるという事は難しいため出ている症状に対し薬物療法も行っていきます。不眠や強い不安感、緊張には睡眠薬や抗不安薬を使います。


社交不安障害とは



社交不安障害は、他の人から注視される状況  人前で話をする、人前で発表をする、人前で食事をするなどで  恥ずかしい思いをしてしまうのではないか、否定的な評価を受けるのではないかと過度に感じ 動悸、赤面、震え、吐き気、発汗、尿意頻回、腹痛、下痢などの症状を生じるため、社会生活・日常生活に支障をきたす病気です。社交不安障害の人は不安な状況に対して、健康な人よりも脳の反応が敏感になっており、また脳内の神経伝達物質、特に不安・恐怖を和らげる役目を果たすセロトニンのバランスがくずれていると考えられています。社交不安障害の発症の最盛期は10代ですが、一般に5~35歳までに発症します。


症状


  • 人前で話す時に不安、緊張が高まる
  • 人前で文字が書けない
  • 人前で食事がとれない、赤面したり動悸や息苦しさ、声が出なくなる、発汗、手足の震え、吐き気などが生じる。
  • 緊張すると頻繁に尿意を感じる

治療


薬物療法と精神療法を行います。

薬物療法ではSSRIという抗不安薬を使用します。SSRIは神経伝達物質であるセロトニンを神経と神経の間で増加させる作用のあるお薬です。このお薬は飲み始めてから効果を感じるまでに2週間ほどかかります。

精神療法では適切な治療を続け症状を改善し 不安や恐怖を感じていた場面でも落ち着いて対処できたという経験を積み重ねることで自信を持てるようにしていきます。


強迫性障害とは



強迫性障害とは強い不安やこだわりによって日常に支障が出る病気です。その不安やこだわりを自分でもつまらない事だとわかっていてもその事が頭から離れません。意思に反して頭に浮かんだ事がどうしても払いのけられない状態を【強迫観念】といい、ある行為をしないではいられない事を【強迫行為】と言います。この状態が少なくとも2週間以上ほぼ毎日続きます。
例をあげると戸締りやガスの元栓の確認を何度も行う、手や身の回りの物にバイ菌が付いているのではないかと必要以上に洗う、誰かを車で轢いてしまったのではないかと不安になり何度も同じ道に戻る、などご自身でも過度で不合理で馬鹿げた行動だと思いながらも行わずにはいられない状態の事です。


症状


  • 何度も手を洗う。ずっと手を洗っている。
  • 施錠、火の始末、ガスの元栓を何度も確認する
  • 財布の中を何度も確認する
  • 手順にこだわる
  • 物を溜め込む、捨てられない

治療


強迫性障害の治療には薬物療法と精神療法を行います。薬物療法ではセロトニンという神経伝達物質を神経と神経の間で増加させる働きのある薬を使います。このお薬は飲み始めてから効果を感じるまでに約2週間ほどかかりますので比較的短期で効果のあるその他の抗うつ薬や抗不安薬、抗精神薬などを一緒に使用する事もあります。
精神療法では「曝露反応妨害法」というものが代表的な治療法です。患者さんが強迫観念によりやらずにいられない行為を少しずつ我慢するという行動を繰り返しながらそれはやらなくても大丈夫だったという経験を重ねていきやがて強迫行為がなくなっていくという行動療法です。


不眠症・睡眠障害とは



睡眠障害には【入眠の困難】【途中で覚醒してしまう】【朝早く目が覚めてしまう】【眠りの質が悪く眠りが浅い】といったようにさまざまなタイプがあります。
また日本人の成人5人に1人は睡眠に何らかの問題を抱えているとも言われます。特に最近では思春期から20代前半にも増えており 日中の眠気が強く学業や仕事へ影響が出ています。


症状


  • 身体的な要因 痛み、痒み、頻尿、下痢、咳
  • 環境要因 音、光、ブルーライトによるパソコンやスマートフォンによる刺激
  • 心理的要因 悩み事、心配事、悲しみ、寂しさ
  • 薬の影響 ステロイド、インターフェロン、喘息治療薬
  • 嗜好品の影響 お酒、カフェインの入った飲み物、タバコ
  • 心の病気 不安障害など

治療


入眠困難には超短時間作用型または短時間型睡眠薬、メラトニン受容体作動薬を使用します
途中覚醒や早朝覚醒には中時間作用型
または長時間作用型睡眠薬やスポレキサント(オレキシン受容体拮抗薬)を使用します。
その他睡眠作用の強い抗うつ薬や少量の抗精神病薬を用いる事もあります。
昼間も眠たいと訴えられる患者さんに睡眠薬を処方するのは怪訝なお顔をされる事もありますがまずはしっかりと夜に眠っていただくためです
昼間、車の運転がお仕事の患者さんへはごく少量から服用していただくため効き目がないとおっしゃられる事もあります。転倒、骨折の恐れが強い方へは筋弛緩作用の少ないお薬を用います。睡眠薬の処方は患者様に合わせた大変デリケートな処方をいたします。


パニック障害とは



突発的に動悸、息苦しさ、過呼吸、発汗、吐き気などを繰り返す場合 パニック障害の可能性があります。再び発作が起こるのではないかと不安になる事を「予期不安」といい
発作が起きたら逃げ場がないと感じる「広場恐怖」を生じる事があります。
起こしやすい場所は電車、飛行機、エレベーター、トンネル、人混み、会議室、美容院など様々です。
パニック障害は約30人に1人の割合で生じ 女性に多い傾向があります。
以前に発作が起きた場所や状況を避けるようになり進行すると家から外に出られなくなる事もあり、生活に支障が出やすい疾患です。


症状


  • このままどうにかなってしまうのではないか、死んでしまうのではないかと感じる
  • 息苦しい、呼吸困難、窒息感、吐き気、腹部の不快感
  • ドキドキする、震える、痺れる。冷や汗が止まらない
  • 身体の病気ではないかと不安になる
  • 気持ちがおかしくなってしまう恐怖感がある

治療


パニック障害の治療には薬物療法と精神療法があります。
薬物療法ではSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)という抗うつ薬が主に使われます。
SSRIはセロトニンという神経伝達物質を神経と神経の間で増やす働きをするお薬です。SSRIは服用を始めてから効果が出るまでに2週間ほどかかるので即効性のある抗不安薬と併用しSSRIの効果が現れてきたら抗不安薬は減量していきます。
薬物療法で発作が制御されても半年から1年は続ける必要があります。精神療法の中では認知行動療法、曝露療法が有効です。


お電話でのご予約はこちら(診療時間内であればいつでもお電話ください)

093-512-6667